胡瓜の真夜中通信

胡瓜と真夜中をこよなく愛するアラサー女史が、日々の色々をまるで闇の微かな煌めきのように、名画の一コマのように切り取り過大解釈して綴ります。どうせ生きるならドラマがなきゃね。更新はたぶん真夜中。たぶん。

アホナノカナ

気づけばもうすぐ師走です。
お久しぶり。
元気でしたか?
私は元気です。

最近はどう過ごしてますか?
私は相変わらず書いては読んで、書いては消して、書いては考えての毎日です。

この前コンペに出すはずのものを、当初の予定と大幅に変えたくなってしまって、締め切りの前日に一から徹夜してやり直したら、
めまいがして倒れてしまいました。
カフェで書いてたんですが、いよいよ吐きそう。。。となりまして帰ってきました。
ブレンドコーヒーM→かぼちゃのケーキ→カフェラテL→ティー
カフェイン摂取で脳を覚醒しよう!作戦、ちょっと量が多かったみたいです。たぶん。
そりゃ寝不足なのにそんなガバガバ飲んでたらダメですよね。カフェインオーバードーズです。

家に帰るまでの5分、地獄でした。

家に帰ってからも、地獄でした。

顔を洗っても頭が重いんです。
顔を洗ってタオルで拭くと、足元がゆらゆら揺れるんです。あれ?私の頭ってこんな重かったっけ?的な。こんな重いもの。今まで足裏のこんな面積がよう支えていたんだ、的な。
どうでも良くなって雪崩れるようにリビングの絨毯に寝そべりましたら、
天井がグルグル回るんです。あぁ、天井って白いよね、的な。
幼稚園の頃天井のマス目の真ん中に 、 を入れて牛丼の丼!って言ったらお母さんが笑ったなー、的な。初めて覚えた漢字は丼です。
食い意地の魂も百まで生きるらしい。

吐き気どめを飲んだけど、すぐに効くはずもなく、
『倒れた』は大げさですね。
正確にはベッドに倒れこんだのです。
午後9時半、親子丼を作ってくれていた姉はそんな私を見て、極端すぎると呆れていました。
天井ぐるぐるを、おぉ〜と見つめそっと目を閉じます。
バカなんじゃないの!極端すぎてほんと腹立つ!とゲラゲラ笑う姉の声が耳の中で踊ります。なんとなく、イメージは両手を広げてウェーブしてる感じ、的な。
つわりってこんなん?とふと頭をよぎりました。
職場の彼女、妊娠初期にトイレでよく吐いてたな、辛そうだったな、お腹大きくなったな、的な。
あ〜内田裕也かぁ〜的な。

姉の言う通り、バカなのかな?って思います。
結局コンペの締め切りまでには書き上げきれずに次回見送りですわ。
ほんと、アホナノカナ?って思ってます。

そんなアホナノカナが書いた作品何編かを、数人に読んでもらいました。
それぞれの意見でしたが、それぞれ同じことを言ってました。
真摯に読んでくれてありがとう。
私のこと裸にするのかい?くらいに良く知ってくれている人たちなので、大前提としてまず、受け入れてくれてますよね。身内びいきの類ですが、それはそれで大変ありがたいし、暖かいです。ぬくぬく。でも冬の方が好きです。
最近の私はこんな感じです。

前回身内が亡くなったと言いましたが、
思いのほか日常というものは急ぎ足で戻ってくるみたい。
戻るように動いている、が、正解かしら。
母はもうすぐ四十九日でまた九州へ戻ります。

ただ一つ、亡くなった叔母を良く知るあっちの家の幼馴染に仕事を通して数年前知り合い、最近二人でご飯行くまでになった私は、
代々木で落ち合った途端に泣いてしまった彼女を目の当たりにして、言葉にできない感情が湧きました。
ありがとうと伝えるしかできなかったです。
私が、叔母やあっちの親戚を思って彼女が泣いてくれていると思うのはやっぱり違う気がするし、
でも誰かを思って泣くことは、美しいことなんだなと思いました。
彼女はとても、美しかったです。

よく話し、よく笑い、よく知っていて、自立している。
男だったら好きになってるなーと思って私は彼女が好きになりました。
近すぎないけど、遠くはなくなった彼女との距離を、この先も少しずつ縮めたい、そう思いました。

写真はそんな彼女と食べた牡蠣二種の食べ比べとシメのリゾット。
ここの店主が粋な人でメニューにないものを次から次へと出してくれるのです。リゾットがまさにそれです。