胡瓜の真夜中通信

胡瓜と真夜中をこよなく愛するアラサー女史が、日々の色々をまるで闇の微かな煌めきのように、名画の一コマのように切り取り過大解釈して綴ります。どうせ生きるならドラマがなきゃね。更新はたぶん真夜中。たぶん。

泥だらけ

クリスマス前に前髪を切り髪色を変え、
えらく気に入っちゃって当分これでいこうと決め込んでいます。
10年以上ぶりの前髪。眉毛の上でぱっつん。いつまで続くか見ものではあります。
みなさま今年もどうぞよろしくお願いします。
旧正月ですね。

去年の暮れのこと。
穴というちょー短編を書いて提出したら、先生が、
【人生は穴だらけになるということ】と仰いました。
それを聞いてやっと納得したのです。
そうじゃん、穴だらけだったじゃん、今まで。
蓋をしていたんだずっと。かさぶただらけに見せかけて。でも穴だらけなんだ本当は。認めていいんだ。みんなそうなんだ。そう思うと、昔の感覚を思い出せたのです。
どんどん鈍くなってた、危ない危ない。
鈍感になると、楽なんですよね。馬鹿みたいに傷つかなくていいし、みえないふりをしていればいい。いつかほんとに見えなくなっていってしまうけど。
彼氏とデートの日は必ず胃を痛めてた、そんなことも最近はたまにしかない。あははははは。
鈍ったら終わりです。
鈍ったら、というのは他人と比べてではなく、私自身の感度の話です。
年が明けてこの話を、仕事に振り回されっぱなし男子・S江君に話してみたら、穴だらけになったら風通しが良くなっていいね!と言っていた。。。
そうなのです。穴だらけは風通しがいいのです。

話は変わりますが、最近一番尊敬している職業はお笑い芸人さんです。
M-1グランプリを敗者復活戦から観る友達がいて、今年は私もテレビに張り付いてみようと思ったのですが予定があり見れず。次の日録画を見ました。だいたいがM-1当日って休みで、家に誰かいたりして一言一句聞けなかったりします。聞き逃してることが多いのです。
しかし今回はイヤホンで聞きまして、超集中でぶっ通し観ました。
2006年韓国留学時代の寄宿舎で、日々の余剰をいかにして乗り切るかを模索した私たちは、ネットが急速に拡張したことも追い風となり、夜な夜なyoutubeで漫才を観るという。。。
あの頃はまったく時間があったもんだなぁ。アンタッチャブル最高だったよね。友達なんて、ネタ覚えちゃって。そんな昔のことを思い出しながら、2018年大会を観たのです。
そして、そのすぐあとに例の件。
アマゾンプライムで全大会を視聴できると知った私はもういてもたってもいられなくなったので、2017年大会を観ました。
優勝して、泣いてるじゃん。
胸がきゅっと痛くなってしまって、
気づいたら2000年大会、そうです、第一回から振り返って見てた。
2018年をM-1で締め、2019年をM-1で始めました。
アツイんですよね。一生懸命に人を笑わせることだけ考えて、練習して、舞台立って。方法はどうあれ、笑わせるってことだけはみんな共通してて。これが一番面白い!というものを持って勝負に挑んで。泥臭くていいな、そういうの。
泥臭いのってかっこいいですよね。