胡瓜の真夜中通信

胡瓜と真夜中をこよなく愛するアラサー女史が、日々の色々をまるで闇の微かな煌めきのように、名画の一コマのように切り取り過大解釈して綴ります。どうせ生きるならドラマがなきゃね。更新はたぶん真夜中。たぶん。

ロストイントランスレーション

文芸誌を読まない人に文芸の話をしたとして、
得られるのはまぁそこそこ程度の共感だろう。
音楽も同じ、基本を知らない私はその音が本来どういう仕組みでなっているのかが分からないから、熱量が比例せず申し訳なくなってしまうのだ。
相手に申し訳なさを感じて欲しいわけではないし、そこそこ得られる程度の共感ではなく、あなたと!だから感じたい共感や聞きたい意見があるので、
それに、それを獲得するには相手は時間を要すことを知っているので、もちろん早くフィードバックが欲しい、でもそんなこと思ってても仕方がないので、
あぁ、この話は今日はまたやっぱりやめにしておこう、そう思って話を途中で終わらせた。
なぜならそれは、あなたと!だからだった。欲しい部分の見解を聞けずに話を進めるなんて、雲の上を二人っきりで鬼ごっこするようなもんだから。

だけど私の沈黙は誤解を生み、拗ねていると勘違いさせ、コミュニケーションがいよいよ分からなくなってしまった私は、分からなくなってしまったとそこだけ伝えたら、さらなる誤解を招いてしまった。
そして、相手に言いたくないことまで、わざわざ言わせたと思う。

そもそも、コミュニケーションにおいて私が分かっていることなど何もない。
社交的な人間だと見られることが多い。だけど本当は全く、会話が苦手なのだ。それがたとえ、姉妹や家族であっても。だ。
何の為の話なのか、誰の為の会話なのか、どこまで言って、どこまで言ってはいけないのか、分からなくなってくる。考えながら話していると、人はすぐに話題を変えてくる。
待ってでも聞きたい話というのは、そんなに多くは存在しないのかもしれない。

ということを、
これが異性ならどうなってしまうのか、知り得ない未知の存在との対話なら余計に複雑になっていくはずで、もうどうすればいいの、の、分からなくなってきた、だったのにな。
頭の中を言葉に変換しなかったことで、前部がごっそり抜け落ち、意図したことの5%ほども伝わらなかったな。。。
そして今日は楽しい夜だったはずなのに、嫌な気持ちで帰っただろう相手を思うと。。もう。。。ね。
こういう事を書いたとて、あの人はこの日記も読まないだろうから、いつかまた、相手に時間がたっぷりあったときには、伝えてみようかな。