胡瓜の真夜中通信

胡瓜と真夜中をこよなく愛するアラサー女史が、日々の色々をまるで闇の微かな煌めきのように、名画の一コマのように切り取り過大解釈して綴ります。どうせ生きるならドラマがなきゃね。更新はたぶん真夜中。たぶん。

平成が終わるってよ!

最近調子がいい気がして、何を奢ったのか昨日朝から花粉症のお薬を飲まずに過ごしてみたら、大変なことになりました。
錠剤三錠、点鼻薬、点眼薬、アイボン、ハナノア。この五点セットを一つもやらないでも今日はいける気がする。
何故そう思ったのか昨日の朝の私の頭をはたきたいです。
いけねーよ。

というわけで憂鬱な春が続いてます。あっと言う間に葉桜で、それすらももう散っていますが春はまだあちこちに在るのです。
春といえば、菜の花が美味しいな、菜の花といえば桃の節句のばあちゃんのちらし寿司だな。くらいのエッセンスでしたが、今朝姪と歩いていたら目の前を蝶々が飛んでいて、それを姪から知らされたのです。私は下を向いて歩いていたようです。
あの子は紋白蝶だよと教えてあげると、子供の紋白蝶かな?と姪が言うので、蝶々はすでに成虫だったなとまじめに考えてしまいました。
姪には、あの紋白蝶は子供に見えて、気づいたら紋白蝶はたくさん飛んでいて、姪と二人で歩いてるこの時間はとても尊いなと思ったら春が少し好きになりました。
記念に二人で写真を撮ろうと言うと、案の定断られました。
先日快気祝いに家族でディズニーに行きましたが、なんと、姪と二人きりで撮った写真が一枚もありませんでした。

記憶をそっくりそのまま頭に埋め込められるようなチップがあればいいのに。辛いことも楽しいことも、なんてことないことも、そう思ったことがあります。
いつか忘れてしまう記憶、薄れてしまう記憶でもその瞬間の感情があったという事実だけで人は生きていくんでしょうけど。

ところで、後何日かで元号が変わるらしいのです。一つの時代がまるっきり終わります。
平成って、なんでした?
平成って、どんなでした?

姪と甥を見ながら、この子達は令和を生き抜いていくんだなと、
そして私は令和の半ばで死んでいくのだなと思うと、いずれ訪れる世代交代を感じずにはいられません。