胡瓜の真夜中通信

胡瓜と真夜中をこよなく愛するアラサー女史が、日々の色々をまるで闇の微かな煌めきのように、名画の一コマのように切り取り過大解釈して綴ります。どうせ生きるならドラマがなきゃね。更新はたぶん真夜中。たぶん。

vol.8 春も善し悪し

春うらら。今日ものどかです。胡瓜です。

 

皆さんは、春って好きですか?

桜の儚さと恋の別れを重ねて勝手に憂いでみたり、夜桜の下で愛を語り合ったり、はたまた上野あたりで昼から泥酔してみたり。。。

 

私は正直、その類の良さが今までそーんなに分からなかったんですね。

大学時代日本にいなかった時は若干の郷愁を覚えて、卒業して日本に戻ったら絶対毎年花見してやる!!!とか思ってたけど、

ちゃんと桜を見に行くなんて、卒業して何年か経ったほんとここ二年ほどくらいの出来事です。

特段毎年、梅や桜を心待ちにしていた思い出はありません。

 

でもなんでかな。歳を取ったのかな。一昨年くらいから春が少しずつ好きになりましてね。(ちなみに胡瓜が好きな季節は秋から冬にかけての二週間くらい。夏生まれだけど)

新宿御苑の桜を見に行ってから、春には一回は桜をみてお散歩をしたいなと心が思うようになりました。

新宿御苑の桜を見に行った当時、私病んでて

大好きな人とのお別れとか、漠然とした将来への不安とかで胸と頭がぐわぁぁぁぁとなってたから、御苑の原っぱに寝そべって姉と母と三人で日光浴したのが心に沁みたんでしょうねきっと。笑 

なんとなく、切ないような、甘酸っぱいような、そんな思いが春には巡ってくるのです。でもそこが、嫌いじゃなかったりするんだよね。

そんな感じで春がだんだんと好きになっていった胡瓜ですが、

今年はどうもダメ。一昨年好きになって今年はもうダメって。。。

でももう桜云々の話じゃなくなった。

 

目と鼻と喉が、大自然の脅威に完全にひれ伏してる。

一時は毎日毎回流れていた花粉症対策のCMも、今じゃもうそんなに見ないでしょ?

ムラサキ星人はどっかに行ってしまったみたいです。

てことは世間一般的には花粉はちょっとクールダウンしてるんですよ。

花粉太鼓持ちシーズンは終了のはず。

 

でも違う!!

今も、今日この瞬間も、喉の奥の気管あたりが腫れてるってゆーかモゴモゴイガイガゴホゴホしてるってゆーか。

昨日1日中、頭痛がしたんです。偏頭痛かなと思って。よくなるし。

でも気管が苦しいし咳も出るんです。

夜になって母に言ったら自分もだと。花粉症歴最長の姉によるとこれは花粉らしい。

どういうこと?まだ続いてるの?

私ね、今の今までずーっと、花粉症にだけはならないって、どこから湧いてくるのかわからない自信があったんです。

姉二人は重度の花粉症で、友達にも重度の花粉症がいて、そんな周りを見てはかわいそうだなー、でもいうほどそんなに酷いの?薬飲んだらなんとかなるらしいから早く病院行けばいいのにーとか完全他人事で自分は違う感をひっそり感じていた。

 

あの頃の胡瓜に言ってあげたい、あんたもただの花粉症だよ。

 

先月、姉妹と姪でディズニーランドに行ったんです。

三月の頭。

己を買い被り過ぎていた胡瓜は、(だってまだ花粉症だって思ってないし)

薬ももちろん、マスクもメガネもしていませんよ。そりゃそうよ。

 

朝から姪っ子ときゃっきゃきゃっきゃして

あー、こんなディズニーの楽しみ方もあるのかぁ〜(( ´ ▽ ` )ノ幸せだなぁ〜( ´ ▽ ` )ノ

なんて思っていたのに、お昼ご飯(みんな大好きピザ・屋外の方ね)食べてる時についに白状することになりました。

さっきから目と鼻が痒すぎて喉の奥が痛すぎておかしくなりそう。頭も痛くなり始めているし、このままじゃせっかくのディズニー全力で楽しめないと。

そしたら花粉症上級者の姉二人が、なんで薬持ってこなかっただの、医務室にきっと薬があるから聞いてみろだの言っていて、もうなんでもいいからどうにかして状態の私はスタッフさんに聞いてみることに。

そしたら当然、医務室にはお薬なんてなくて、そりゃそうよ。具合悪くなった人が一時的に休む場所だもん。

もういい、舞浜まで一人で行ってくる!でも寂しいから出口までは一緒に来て!って向かってる途中に楽園を発見!

なんと!サングラスとマスクが売っていたのです。

人間て、本当に救われると自然に天を仰ぐのね。そして声に出してありがとうと告げるのね。

なんの神様かはわからないけど、神様本当にありがとう!

散々どのサングラスにするか、どのマスクにするか迷いに迷って、スタッフさんにプッと吹き出されながら買ったのがこちら。

 

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ま、夢の国で花粉症対策するとこうなりますわ。

でもこのおかげでそれからの8時間くらい、なんなら家に着くまでの間、ちょーちょーちょー快適に過ごせましたの。

目も鼻も完全ガード!

1歳3ヶ月で、なにが怖くてなにが変かの区別もついていない姪のウケもすっごくいいし。

行く先々でほんのすこし好奇な目で見られたけど、だいたいディズニーってそんなところでしょ。なんとも思いません。それよりも人生救われた気分の方が強いし。

途中一人、まったく同じ格好している人が同じアトラクションに並んでて、あの人も同志かな?とか思ったんだけど、列が進むたびにすれ違うから妙な親近感と気恥ずかしさが相まったりもした。。。

いや、もしかしたら、ファッションかもしれない。でもそれもまた、いいじゃないか。ファンキーだったよ!おばさん!!

 

とゆことで、ゴールデンウィーク。また五人でディズニー行ってくる。

次はちゃんとサングラスとマスク持参します!

その前にどうか花粉の神様どっか行っててください。さようなら。